中東情勢から受ける影響と対応について(最終報)

弊社としては、値上がりと出荷遅延相応程度はあるものの、材料が枯渇し、建たなくなることまでは行かないのではないかというのを4/7時点の1報より、メインシナリオとしています。
化学系商社の知人や各メーカーの発表を見る限り、コロナ時に枯渇した教訓から各メーカーとも早期にアラートはだしているものの、あくまで予防的なメッセージの発出と見ます。
ただし、初夏以降おおよそ建物1棟に対して、5%~10%程度の値上げはあり得るものと見ています。

7/15更新
基本的にパニック、という自体の気配はありません。
少なくとも弊社および弊社周辺では、現場がとまるほどの工事に著しい影響は起きていません。もちろん、これは新築メインで、工期の調整が効きやすいからでもあります。値上がったものがありますが、ほぼ枯渇してパニックという話は聞かれなくなりました。時間がかかるものもありますが、入手はできているというのが印象です。

弊社の対応

着工している方については、3月頃から少し早めに資材は手当済みですので、ほぼ影響はありません。一部住設などは出荷制限などかかった場合は、ご相談させて頂く可能性がありますが、工事への影響は限定的と思います。

設計中の方については、見通しが立つ範囲で事前にお伝えするようにしています。また、上記先行発注でも確保しきれない設備や運賃増等の分について、おおよそ4%の予備費を計上させていただきます。こちらは使用しない場合はお返しいたしますが、価格上昇のペースが早く、かなり厳しいと思われます。また、契約前のお客様については、資金計画が変わりますので、中断することも含めてご案内いたします。

「待ったほうがいいのか」

正直なところ「待って安くなる見込みがあるか」というと、かなり厳しいという見方をしています。

仮に停戦が実現しても、すでに中東の石油施設はかなりの損傷を受けており、生産の回復には数ヶ月かかるとみられています。資材メーカーが一度上げた価格を自発的に下げることもほとんどありません。人件費は構造的に上がり続けます。 2021年以降、ずっと「もう少し待てば下がるのでは」という期待がありましたが、急騰した木材系の単価が若干下がった程度で、総工費自体は下がっていません。インフレであればなおのこと下がりません。
むしろお金の価値が目減りしていくので、数年前と比べれば切りがありませんが、それでもいまが一番安く、10年後住宅価格が2倍、みたいなシナリオも十分蓋然性があると考えています(買い煽りみたいですが)。

引き続き状況を注視しつつ、できる限りの対応に努めていきます。

※各メーカーの値上げ通知状況については、急性期が終わったことから削除しました。

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