鳥取も寒いことだし、断熱材は原価で提供することにしました

温暖化の抑制や居住性の観点から、断熱材は入れれるだけ(最も省エネに効果のあるレベルで)入れたいと思っていますし、入れて欲しいとお願いしています。

昨年、こんなことがありました。

代表タガミ

改修で断熱材入れたいけど、予算みてないしな~ちょっと手間もあがってしまうし、、、って、断熱材を利益の話に置き換えるのしんどいなー。別に性能を人質にして儲けたいわけでもないんだけどなー。もやもや・・・

鳥取も寒いことですし、断熱材は原価で提供します

僕も商売ですし、お金も稼がないと行けないのですが、住宅性能は、お客さんの心地よさだけじゃなくて、地球温暖化とか、地域経済の循環に関わる部分です。これは僕にとってライフワークみたいなものなので、その部分は儲けの種にする必要はないんじゃないかと思いました。

そもそも右から左に動かして利益が得られます、というのも、長続きするビジネスとは思えません。なので、仕入れ値との差額をとるのはやめることにします。今後弊社とご契約いただくお客様は、断熱材が原価で入れ放題なので、ぐっと多めに入れていただけると幸いです。

経営、大丈夫なんですか

弊社は最低基準で天井300mm、壁200mm断熱材を入れますが、60Kのロックウール換算で、だいたい総二階の家だと仕入れ値が100万~120万ぐらいです。仮に20%上乗せさせて頂いたとしても、20万~24万です。

絶対的な利益額は減りますが、そのぐらいの出費で、地域に良い建物が増えるのであれば、許容範囲かなと思います。それによって断熱材を入れることに前向きになって貰えれば、より良い建物を作った実績を積むことができますので。

どうせ見せ方を誤魔化すんでしょ

おっしゃるとおり、建築の見積はブラックボックスです。

他の部分で盛って誤魔化すだけとおっしゃられれば、ちょっと証明のしようがないとも言えます(ご希望であれば仕入の請求書の原本をお見せしますが)。

弊社としては、経営上必要な絶対額があり、逆算で利益率を決めますが、その額に対して断熱材で頂ける利益額が少なくなっても、許容範囲だったということです。

一般的な建築工事価格と利益の関係を考えてみると、概ねハウスメーカーで50%、パワービルダーで30%、工務店で20%程度であると思われます。

弊社が仮に20%利益で頂くという状況を例にすると、僕の代わりに、資材の調達や土地の調査や職人の手配をしつつミスなく完成させられて、かつ同じ金額で仕入れることができるなら、全体の80%ぐらいの金額になりますよ、と言うことです。施工途中に変更が発生して、追加費用が発生すること、工場生産でないこと、リスクがあることを考えると、妥当な線ではないかと思います。(しかしハウスメーカーは凄いですが)

そのうちの断熱材に関わる部分については、利益放棄しようと思うわけです。

仕入れ額が高いんじゃないの?

正直もの凄く安いかというそうでもないと思います。いわゆるパワービルダーの仕入価格を見せていただいたことがありますが、弊社より1割以上安かったです。ハウスメーカーはもっと安いでしょう。しかし、お客さんへの請求価格はあんまりかわってなかったので、実際のところ「しっかりとられている」という印象でした。大きな会社は経費がかかるので、ある程度はしょうがないかなと思います。

おそらくお施主さんに出す価格としてはどこよりも安いはず、ということで一つご了承いただければと思います。

良い家を作りましょう

鳥取県も省エネ住宅の基準案を出したことですし、ぜひ性能の高いいえづくりに邁進できればと思います。

この記事を書いた人

田上知明

2級FP技能士 / 2級建築施工管理技士 / 第二種電気工事士 / 省エネ建築診断士Meister
東京で3年間の会社員勤務の後、自分の家を自力で建てることを志して、建築業界へ。結婚を機に鳥取の智頭町へ移住。住宅の在り方を色々と模索した末、断熱に開眼。
美しい田舎で建てたり狩ったりしながら、ぼちぼち暮らしたいと思っていたが、意外と忙しいのと、自分の家がまだ建てられていないことが目下の悩み。