寒い鳥取の冬に、せめて寝室を断熱改修すると超快適

わが家の寝室は、先日の記事でも紹介したものです。遠からず新築することを考えているので、快適に暮らせる最低限の改修をと思い、お金と相談しながら改修を進めています。今日は冬になると朝がつらい寝室を断熱改修した内容と、過ごしてみた体感をお伝えします。

2017年に住み始めてからの改修について書いています

田舎の古い家は朝起きるのがつらい

そもそもわが家は築50年ほどの古い家です。古い家は断熱材を入れていないことが多く、冬の寒さは部屋の中で吐く息が白くなるほど外気温と近くなっていることがほとんど。そうすると、朝起きるのがとてもつらいのです。リビングは薪ストーブをがんがん焚いて暖めればなんとか住めるのですが、寝室だけは夜通し灯油ストーブをつけておく訳にもいかないので、寝室のひと部屋の断熱改修を決意しました。

ビフォーは内装仕上げがされていないままの一室でした。その部屋の窓2枚を樹脂ペアLow-Eガラスへ変更、壁は充填断熱+付加断熱とし、無垢のすぎ材で仕上げています。

結果、外気温が0度の時に起床時に室温が13度をキープできるぐらいの部屋になっています。夜寝るときに暖房を付けて16度ぐらいに暖めているので、おおよそ温度低下は-3度ぐらいですね。(2018年12月現在)

材料は以下のものを使っています。2017年の冬にマイナス10度以下を記録した鳥取県(智頭町)では、本来もう少し性能を上げておきたいところなのですが、借家と言うこともありある程度の断熱で妥協することになりました。

  • 窓2面:樹脂Low-Eペアガラス(プラマードⅢ) Ua値=1.7W/㎡・K
  • 天井: グラスウール300mm
  • 壁:  高性能グラスウール10K100mm+XPS3種30mm
  • 床:  XPS3種50mm+フェノールフォーム25mm
  • 防湿気密:タイベックスマート
  • 換気: ロスナイミニ

風邪を引いた時にはより暖かさを実感

12月に向かって気温がどんどん下がってきた頃、久々に風邪をひいてしまったのですが、そのときに寝室の断熱性能をより体感しました。築50年の部屋がそのままで寒いリビングでは、体が薬などでぽかぽかしているときは調子が良かったのですが、冷えてくると一気にだるく悪寒がひどくなりました。

そそくさと寝室に移動すると、ヒーターを使っていて部屋じゅうが暖かい。全身の緊張がほぐれるようなラクさで、寒い部屋では体は小さくなって頑張っていたことに気がつきました。これまで住んだ家では、体調を崩すと寒い部屋に寝汗でぶるっとする経験が多くありましたが、この部屋では一晩中それが無く、朝までぐっすり体調も回復することができましたよ。

断熱するならまず寝室(とお風呂場)がオススメ

リフォームというと、見た目だけを新しくすることが多いのですが、せっかく直すのなら同じタイミングで健康にも効果があり、劇的に快適になる断熱の補強をオススメします。

だいたい8畳の部屋を断熱改修すると、床と天井を杉の無垢で仕上げて30万~40万ぐらい。10年で考えれば、3,333円/月。住宅への支出は一時的に大きくなるので高く見られがちですが、10年間快適に寝起きできると思えば、許容範囲になるかと思います。

さらに、ということであれば、ちょっとお金がかかるのですが、健康リスクと考えるとお風呂になるでしょうか。

お風呂をユニットバスに交換するのは、どうしても70万以上がかかってしまいます。滞在時間が少ないことを考えると悩みどころですが、日本では住宅内で死亡する事例として3割の方が「入浴中の不慮の事故」で亡くなっており、暖かい部屋→寒い浴室→暖かい浴槽で起きる、血圧の乱高下によるヒートショックが原因と言われています。そして「入浴中の不慮の事故」はおよそ9割の方が高齢者ですので、古い家に住むおじいちゃんおばあちゃんには十分に脱衣室を暖めることが必要です。

わが家は浴室の改修には手を付けられておらず、暖房を使って凌いでいます。光熱費のことも考えると、断熱改修も効果的に使って生活を快適にしたいですね。

この記事を書いた人

田上真由

三重県津市出身、大学では建築を学ぶ。水や空気といった大切なものは山が生み出していることを知ってから、自らも山間部に住むことを決意。新しい発見のある山暮らしを楽しみながら、木の家づくりを通して山に関わっていきたいと思っている。鳥取県の智頭町へ来て、床張り壁塗りといったDIY、斧で薪割りするのを覚えたところ。