断熱改修の部屋、外気に対して+15℃の断熱性能

以前の記事で書いていた、2018年の春に断熱改修した寝室で、初めての冬を越しました。今年度は2度も体調を崩してしまったわたしですが、暖かくできる寝室に身体も心理的にもとても助けられました。

11月末に風邪を、1月末にはインフルエンザにかかってしまったのですが、インフルエンザの時には3日間寝込むことになってしまい、24時間暖房した寝室にこもって療養しました。

この部屋の断熱改修の内容を書いています

今回、寝室を24時間暖房するのは初めて。断熱改修した部屋の性能が実際どれほどなのか気になっていたので、動けるようになったその日に温湿度計をチェックしてみました。

夜と朝、室内の温度と湿度

温度湿度をチェックしてみると、以下の温度と湿度を示していました。

  • 1/31夜、室内15.0℃、外気-0.2℃
  • 2/1朝、室内14.0℃、外気‐1.0℃

断熱改修で、外気+15℃を維持できる断熱性能

電気ヒーター600Wと人体の発熱(およそ100W/人)+窓からの日射取得による熱で、外気に対しておよそプラス15℃を維持できるぐらいの断熱性能を持っていることがわかりました。断熱性能をさらに高めれば、より少ないエネルギーで維持が出来ますし、新築の場合はより高い数値を目指しますが、改修の場合でも、最低でもこの程度の性能は欲しいところですね。

熱源に電気ヒーターを使っているのは、エアコンを設置できないという事情があったためです。エアコンと比べて、電気ストーブは消費電力あたりの取り出せる熱量が遙かに低く、わたしたちの考え方では使用を推奨していません。エアコンはかなり効率の良い暖房器具ですので、わたしたちは利用を推奨しています。

湿度は60%前後を保っていた

湿度は夜から朝にかけて、ほぼ60%を保っていました。厚生労働省のインフルエンザQ&Aによれば、予防のためには湿度50%~60%の状態を保つように書かれています。今回の湿度は、インフルエンザ菌にとっては悪環境

しかし、ウイルスの抑制には湿度だけではなく、気温が20.5℃~24℃維持されることが条件のようです。室温が足りなかったこともあり、インフルエンザにかかってしまったのかもしれません。

すぎ無垢材で仕上げた天井を見上げたところ、壁そして床もすぎ無垢材です。

部屋に温湿度計を置いてみよう

皆さんは、いま住んでいる家の室温を知っていますか?

人が快適に過ごすための目安としては、冬18~22℃、夏25~28℃が適温、また快適湿度としては冬45~60%、夏55~65%だとされています。

出典:快適な温度・湿度は? ,株式会社クレセル

わたしも温湿度計を置くまで、自分自身がいったい何度で暮らしているのか知りませんでした。計りはじめてみると、古い家なので朝~昼~夜と室温はけっこう上下していて、外気の影響を受けているなあ、と改めて知る機会になりました。

計測して、快適温湿度と比較してみると、「赤ちゃんがいるからもう少し設定温度を上げよう」「今日は加湿しておいたほうが良さそう」など暮らしのなかに取り入れられることも多くあるなあと感じます。

まとめ

改修した寝室は、10畳の広さを600Wの熱源で、外気+15℃(冬)の断熱性能があることがわかりました。 場所は鳥取県智頭町で、大阪市と比較しても最低気温で4.8℃の差(2月平均)がある地域。理論上、大阪市だと同じ改修で室温を20℃まで上げられる性能です。

リンク先のグラフで、実線が智頭町、破線が大阪市で比較しています

冷え込む日は朝までヒーターをつけて寝ることもありますが、電気代を中国電力で計算してみると、 一晩(8時間)65円という金額でした。まあ、朝つらいことを考えればこの程度は許容しようか、という電気代と思っています。なお、基本料金を除く、電力量料金(単価13.49円/kwh)で計算しています。 簡単に計算できる、電気料金計算ページにて。

人によって快適な気温や湿度は異なりますが、部屋に温湿度計を置いてみたら、お子さんやペットがおられる家では気にしたり、自分にとって快適な温度湿度が何度何%なのだろうと気にしたりしてみてくださいね。

この記事を書いた人

田上真由

三重県津市出身、大学では建築を学ぶ。水や空気といった大切なものは山が生み出していることを知ってから、自らも山間部に住むことを決意。新しい発見のある山暮らしを楽しみながら、木の家づくりを通して山に関わっていきたいと思っている。鳥取県の智頭町へ来て、床張り壁塗りといったDIY、斧で薪割りするのを覚えたところ。