寒い家に結露が発生する、目指すべき窓の性能は?

今年の冬、皆さんの住まれている家の窓には結露がつきましたか?夏とは違い、冬には結露という目にみえる現象があります。この結露は「窓がめちゃくちゃ冷えてるよ~!」という現実を示しています。

夏には熱気が伝わってこない、かつ冬には冷気が伝わらない、結露が発生しない、そんな家づくりに「窓の性能が重要」であることはご存知の方も多いかと思います。

冷え込んだなあ~と思った2月の朝、まとまった雪が降り積もっていました。窓を見ると少し結露している・・・!断熱改修で入れ替えた樹脂製Low-Eペアガラス窓の結露の様子を紹介します。

部屋の断熱改修の内容

断熱改修した部屋は、以下の通りです。10畳間を600Wの熱源で、外気+15℃を保てる断熱性能を持っていると下の記事で書きました。

この部屋で、24時間暖房時の温度と湿度について書いています

窓は断熱窓へ入れ替え、壁と床と天井の断熱改修+内装変更をしました。

  • 窓2面:樹脂Low-Eペアガラス(プラマードⅢ) U値=1.7W/m2K
  • ガラス:アルゴンガス入りLow-Eペアガラス
  • 天井: グラスウール300mm
  • 壁:  高性能グラスウール10K100mm+XPS3種30mm
  • 床:  XPS3種50mm+フェノールフォーム25mm
  • 防湿気密:タイベックスマート
  • 換気: ロスナイミニ
窓わくを取り付け中、左に掃き出し窓、右に腰高窓の2面。

窓は樹脂製のアルゴンガス入りLow-Eペアガラスへ変更しています。窓の断熱強化の方法としては、内窓を追加するか、窓を入れ替える方法の2種類がありますが、今回は内装も変更しているので窓自体の入れ替えをしています。

冬のある日の断熱窓

2/10朝、室内13.1℃、湿度65%、外気-1.5℃。この日は夜から朝まで8時間ほど600Wヒーターで暖房し、大人2人が寝ていた温湿度での窓の様子です。

2面ある窓は腰高窓と掃き出し窓の引き違い窓。窓はどちらもガラス縁が1cmほど結露していました。

おいおい、結露してるじゃないと思われるかもしれませんが、これは予想通りです。今回この窓を使ったのは、ツテで枠を貰えたこと、借家でありトリプルガラスを入れるほどお金をかけられなかったため、コスパの良いペアガラスを選択したからです。基本的に新築ではトリプルガラスを提案します。

結露は冷える部分に現れる

空気に含むことのできる水蒸気量は、空気の温度が高いほど多くなることは理科の授業で習った記憶がありますよね。自然現象である結露は、暖かく湿った空気が冷えると発生します。なので冬に結露が発生する場所は、室内の冷えやすい部分となります。

つまり、窓で結露が起きるのは地域にあった断熱性能の窓を選べていないことが原因です。わたしたちが住む山陰であれば、木製か樹脂のトリプルガラスでなければ、20℃50%という理想的な室内環境を実現した場合、若干の結露が発生します。

もっとも、ガラスの下部1cm程度の結露であれば、アルミサッシなどに比べればよほど少ないですし、コストパフォーマンスの観点からは、改修においては樹脂ペアはあり得る選択肢だとは思います(新築は結露だけでなく、温熱環境の観点からもトリプルを推奨します)。

まとめ

  • 窓は温度差が一定以上になると結露する
  • 部屋の湿度が高いほど、結露が起きやすい
  • 窓の結露を防ぐには、性能の高い窓を使う必要がある
  • 改修なら最低でも樹脂ペアガラス、新築ならトリプルガラスがオススメ

この記事を書いた人

田上真由

三重県津市出身、大学では建築を学ぶ。水や空気といった大切なものは山が生み出していることを知ってから、自らも山間部に住むことを決意。新しい発見のある山暮らしを楽しみながら、木の家づくりを通して山に関わっていきたいと思っている。鳥取県の智頭町へ来て、床張り壁塗りといったDIY、斧で薪割りするのを覚えたところ。