築47年のわが家をDIY+部分断熱改修

鳥取県智頭町にて暮らし初めて2年、智頭町波多(はた)という富沢地区(旧富沢小学校区)に位置する築47年の借家を直しながら暮らしています。大家さんの許可をいただいて、改修するのOK!と約束しているので、いろいろと試行錯誤しながら生活しています。

わが家のDIYと断熱改修

大工の夫と暮らしている借家は、大工工具や木材加工機械を駆使して「自分たちで作り替えるぞ!」と暮らしながらちょこちょこ改修を進めています。人が暮らしながらのリフォームや改修は、外注するとなると材料調達や施工方法など任せることができますがわが家はなんと言ってもDIY。

初めてするDIYについては試行錯誤と時間をかけながら進めてきました。失敗も下手くそも「自分でやったよなあ~」と思い出深いことばかり。これまでにチャレンジしたDIYと改修を紹介します。

薪ストーブ

ホンマ製作所の、ストーブカマドSKS-410

引越してきて一番はじめに設置したたのが『薪ストーブ』。智頭町への引越しは真冬の2~3月にかけてだったので、まずは夫が薪ストーブを設置しました。

薪ストーブといっても、鋳物のものではなく、煙突入れて5万円程度で手に入る国産鉄板ストーブ。大工工事で出る端材を燃やして、灯油の消費を減らせる優れものです。ただ煙が漏れたり、使う薪の量が多いので、できればちゃんとした鋼板製の薪ストーブに入れ替えたいと夫は思っているようす。

まあまあ断熱した寝室

こちらは引越から1年目の春に新しい寝室を造作したもの。大工工事なので夫が担当。断熱材は現場の余り材料をつかったので、次世代省エネ基準は上回りましたが、HEAT20(2020年を見据えた住宅の高断熱化技術開発委員会)で言うところのG1仕様には及ばない程度になりました。

それでも、暖房の効きは劇的に良くなりました。すぎの無垢床で素足で歩くと気持ちよい床です。今年の冬が初めての越冬なので、朝すっと起きられるか?!どれだけの断熱性能か楽しみにしているところです。

窓は2面とも樹脂ペアガラスへ、柱間は袋入りグラスウール(断熱材)の上から防湿シートを貼っています。
(天井:グラスウール300mm、壁:高性能グラスウール10K 100mm+XPS3種30mm、床:XPS3種50mm+フェノールフォーム25mm)
ひと冬こえて、この部屋の断熱性能がわかりました
塗料を調色して塗装した壁(左奥)と、オープンクローゼット。服は、富沢地区の『富』と書いた消防団のはっぴ。

また、こちらの部屋の壁1面は明るいオレンジ色に調色塗装したり、オープンクローゼットに棚とポールで作成し、2人分の服を収納しています。部屋からごちゃつく感じが見えないように、今ではカーテンを取り付けて使っています。

和室の続き間をフローリングに

下地の上には合板を打ってから、フローリング床(ひのき、節あり)の洋室に変更

こちらはわたしが家にいる日にこつこつと仕上げた(!)ひのきフローリング床です。8畳+6畳の和室の続き間だったのを、畳を上げ、テーブルとイスが置けるようにフローリングに変更しました。

床の始めと終わりの壁ぎわは、本職の大工(夫)にお願いしましたが、途中のフローリング板を張る作業は、女性のわたしでも教えてもらえばDIYすることができました。DIYには電動刃物を使うので、しっかりと使い方を教えてもらってから作業をしました。

和室の畳をあげた後、下地+断熱材を入れているところ。

廊下の壁はコテ塗り壁DIY

パテのコテ塗り(1回目)の様子、まだ下地のヤニの色が出ています(少しわかりにくいかもしれません) 

玄関から廊下にかけて、ベニヤ板仕上げとなっていた壁を『塗装用パテ+白色塗装』で塗り壁にしました。なかなか、思うようにコテ跡を残すのが難しい!初めてDIYでしてみましたが、空間がぱっと明るくなり、お客さんも玄関に一歩入るとびっくりしてくれます。

パテ前にマスキングテープやで養生したり、脚立が必要だったり、やる気が必要な作業でしたが、空間ががらりと変わるので、やって良かった改修です。

パテのコテ塗り2回目後(乾燥前でまだ色が濃いところが)、天井は壁と同じく杉材仕上げ

他には水回りも

この他、お風呂の水漏れするシャワーを変更したり、トイレ便器の変更といった水回りの改修もおこないました。水漏れも当初は夫が奮闘しましたが、最終的に本職の設備屋さんに止水してもらいました。

やっぱり餅は餅屋だなあ。おかげで再び水漏れの不安がなく使えているのも、生活する上で大事なポイントです。

トイレを新しく、温かくなって本当に快適になりました。ひのき材の床はツヤなしニスを塗装。

築47年の家での暮らし

我が家は、大家さんが「何してもいいよ!」と許可をくれたことで夢が広がりましたが、改修するのはもちろん仕事が休みの日にやることになり、取りかかるにもしっかりと準備しないとうまくいかないものです。また、工事中は家が埃っぽくなるので短期間で終わらせたい!など、改修はしたいけど日々の暮らしの質は長々とは下げられない、そんな相反する悩みも出てきました。

いまの暮らしで使いにくい&暮らしにくいところは、「自分たちで作り替えるしかない」と半ば思い込んでいるわたしたちですが(笑)、知人の大工さんの手を借りたり、本職の水道屋さんに頼むといった選択肢を持っておくことが、短い期間そして改修のハードルを下げることにつながると学びました。今後も少しずつですが、改修の記事を増やしていきたいと思います。

廊下のコテ塗り壁は、パテが乾いたあとに白色塗装をしてまっ白にしました。

この記事を書いた人

田上真由

三重県津市出身、大学では建築を学ぶ。水や空気といった大切なものは山が生み出していることを知ってから、自らも山間部に住むことを決意。新しい発見のある山暮らしを楽しみながら、木の家づくりを通して山に関わっていきたいと思っている。鳥取県の智頭町へ来て、床張り壁塗りといったDIY、斧で薪割りするのを覚えたところ。