THE COFFEE INC2が面白かった

 
 
COFFEE INC 2というゲームをやりました。コーヒーショップを経営して、事業を拡大するシミュレーションゲームなのですが、よく作り込まれておりリアル。
序盤はちまちまスタッフ管理するところも、複数店舗になると面倒になり店長を雇うところも、出店が進むと店長を雇うのも面倒になり、取締役を雇って委任するところも現実に近い。
そうやって現場から遠ざかっていくのよねえ、と感傷に浸らなくもないです。
なお、上場すると個人資産を増やすことができ、株式や不動産に投資できるようになり、延々と金を太らせるゲーム(これがまた退屈な感じもリアル?なのか?)ができます。
そのゲーム自体もさることながら、どうやらたった一人で作っているらしい!
Side Labsでは、1人で開発することに最初からこだわっていました。いわゆる「商品としてのソフト開発」から手を引いて、「芸術としてのソフトウェア」を作りたいと思っていたからです。商品としてのソフトウェアは使用勝手や予算、開発期間、根幹技術の選定、売上利益の最大化など様々な制約が常に伴います。それはそれで楽しい仕事なのですが、その仕事は十分やってきました。それよりは、使い勝手や予算や期間を度外視した、好みの技術の飽くなき探求をしたかったですし、売れる売れないよりも自分の想像しえるものをソフトウェアという形にしたかったのです。
それはゲーム仕様やUXなどの表面的な部分もそうですが、アーキテクチャーや技術、開発工程やフィロソフィーなどユーザーには見えない裏の部分においても自分がこだわる形で作ってみたかったのです。それを一人で実現するにはもちろん時間はかかりますが、まずは自分がその未知の過程を楽しみたいなと思っていました。
 
ちょっといい感じで変態で、自分と仕事についても考えさせられます。自宅建築を目指して建築業界に寄り道した僕をして、「すべてやる」という境地にはリスペクトがあります。
分業化による依存関係で社会は成り立っているし(それが喜びとも言えるし)、まあ自分で全部やるのは品質にしても、組織としてもサステイナブルであるとは言い難いので、仕事としては良くないとは思っています。
しかしながら、それと人間の尊厳は別。あれもこれも自分でやってみようという意志、態度は尊いとおもうのですよね。この作者、「生きてる」って感じがしていいなと思いました。