歯切れのいい言葉は、刺さるけれど(blog再開)

歯切れのよい言葉をつかい、わかりやすいストーリーを作るのが、営業の基本。それはわかっているのですが、やろうとすればするほど、なんとなくモヤモヤするので、blogを長いこと書いてきませんでした。という僕の筆不精に対する言い訳がこの文章です。


コロナ禍以降、様々な媒体で住宅の情報発信が激増したように思います。僕はあんまりできていなかったのですが、特に住宅性能系の認知の高まりは、弊社にとっても追い風でした。

一方でお施主さんと初めましてから家を建てて、引き渡してを繰り返すたびに、皆やっぱり個別の人間であり(当たり前ですが)、あんまし断言できることって驚くほど少ないよあと思うのです。

特に住宅なんて、個人としてのお客自身のユニークさとその時の社会情勢にぶら下がっているような産業なので、正解など簡単には語りにくい。

パッシブハウスが素晴らしいとか、C値が低くないととか、やはり自然素材じゃなければとか。

そんな話、ちょっと疲れますよね。

もちろん、僕は僕で目指すところがあり、それで起業しているわけですから、自分なりの解はあります。

でもそれを、あたかも正義かのように押し付けるのって、ちょっと窮屈な感じがして、少なからぬ人が、正直うるせえと思っているんじゃないかと思うんです。少なくとも僕は思っている。

天下国家の大きなの話も、もちろん大事なのですが、個別の目の前の人に向けた言葉使いとかを厳密に考えたいなと思います。

という話をお施主さんと話していたところ、こういうモヤモヤ具合も良いのではないかということなので、歯切れの悪い感じの文を混ぜつつ、blogを再開しようと思います。

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