工務店の財務状況の調べ方

工務店にかかわらずですが、会社の財務情報は少しお金を払うと見ることができます。@niftyビジネスが良いと思います。(会員登録とクレジットカードの登録が必要なのですが、絶妙にわかりにくく面倒なのがネックです)
5170円払うと、東京商工リサーチ版の貸借対照表や損益計算書を見ることができます。1600円課金すると売上高の推移だけが見れますが、これだけだと良くわからないかもしれませんので、やっぱり貸借対照表を見るべきでしょう。

最近は建築途中に倒産など痛ましい事件が起きていますが、ある程度財務諸表から、リスクを読み取ることは可能です。また、もし金融機関などと懇意であれば、噂を聞いてみてもいいかもしれません。

指標の見方は色々ありますが、一番わかりやすく間違いない基準は、
貸借対照表の純資産の残高がマイナス(債務超過)ではないか(銀行が態度を硬化させます)
現金及び預金の残高が、年商の12分の1程度あるか(運転資金が枯渇する可能性があります)
あたりでしょうか。

倒産寸前まで追い込まれていたことを対外的に公言されている有名な会社さんも居られますし、一概に財務だけで判断すること良い選択とも言えませんが、まずは建築中への倒産だと、色々大変ですので最低限そのリスクの対処を。そして、過度に疑心暗鬼になりすぎず、かといって油断もせず、というのが正しいと思います。

やまのすみか株式会社はどうなの?

弊社は決算を電子公告していますので、実はここから見られます。(法律に則り過去5年の貸借対照表だけですが、遠からず説明付きで損益も含めて全部公開します)
https://yamanosumika.jp/financial-results/

元請けを始めてようやく5年が経過しましたが、スタッフも増やし投資しながらの拡大で、毎年黒字ではあるものの、まだまだ盤石な財務内容とは言い難いです。当然完成保証制度を用意していますし、受注の見込や事業方針も含めてご説明しますので、必要であればお申し付けください。

もうちょっと財務内容良くても良いんじゃないの?

そうなんですー。言い訳すると、弊社の場合、端的にいえばウッドショック下で価格転嫁できなかったことが大いです。現場としては赤字ではないですが、かなり利益率に影響が出ました。
しかし、契約してから最後に300万上がりました、500万あがりましたなんて、あの当時の僕はお客さんに言えませんでした。まして新興の我々に託してくれたありがたいお客様なら尚更です。(今なら実績もありスタッフもいるので、きちんと説明の上相談いたしますが、なにせ異常な時期でした)。
反省は色々あるのですが、取引先への支払い期日などは必ず守っておりますし、恥ずかしいことはしていないです。これからも、無理のない順調な発展を目指していきます。

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