推奨する植栽をまとめました。2026年以降、順次事務所の敷地内に植栽し、実物を見て頂けるようにしていきます。
目次
2. 常緑樹(高木・中木)
年中葉があり、目隠しやシンボルツリーに
ソヨゴ
- 特徴: 波打つ葉と赤い実が特徴。成長が非常に緩やかで扱いやすい。
- 鳥取・岡山県北での適性:【◎ 推奨】 枝が柔らかく、雪の重みを受け流しやすい。常緑のため冬の雪景色にも映えます。
- 管理: 成長が遅いため、剪定は数年に1回、透かす程度で十分です。乾燥を嫌うため、植え付け初期の水切れに注意してください。
※代表自宅前に植えています。

トキワマンサク
- 特徴: 春に紐状の花(白・赤)が木全体を覆うように咲く。葉色も美しい。
- 鳥取・岡山県北での適性:【○ 良好】 寒風で多少葉が傷むことがありますが、春には回復します。洋風・モダンな住宅に最適です。
- 管理: 枝が長く伸びて暴れやすいため、花後に刈り込み剪定を行ってください。

ヤマモモ
- 特徴: 荒地でも育つ強健な木。初夏に赤い実がなる(ジャム等に加工可)。
- 鳥取・岡山県北での適性:【○ 海沿い推奨】 潮風や痩せ地に非常に強く、鳥取の海岸部でもよく育ちます。
- 管理: 実が落ちて土間を汚すため、植える場所に注意が必要です。3~4月に透かし剪定を行います。

オリーブ
- 特徴: 銀葉が美しい地中海原産の人気樹種。
- 鳥取・岡山県北での適性:【△ 要対策】 乾燥を好むため、鳥取の「過湿」と「雪」が大敵です。雪の重みで枝が折れやすいため、雪払いを注意してください。
- 管理: 成長が早く枝が交差するため、春先に剪定が必要です。高植えにして水はけを確保してください。

ゲッケイジュ(月桂樹)
- 特徴: 香りのある葉(ローリエ)は料理に利用可能。萌芽力が強い。
- 鳥取・岡山県北での適性:【△ 注意】 非常に丈夫ですが、枝が密になりやすく、湿った雪が積もると裂ける恐れがあります。
- 管理: 成長が早いため、年1~2回の強剪定が必須です。カイガラムシが発生しやすいので風通しを良くしてください。

3. 落葉樹(高木・中木)
四季の移ろい(花・新緑・紅葉)を楽しむために
アオダモ
- 特徴: 涼しげで軽やかな枝ぶりと、幹に浮かぶ白い斑紋が美しい雑木の庭の主役。野球のバットの材料としても有名。
- 鳥取・岡山県北での適性:【◎ 特選】 寒さに強く、枝がしなやかで雪の重みを受け流すため折れにくいです。湿潤な気候も好むため、鳥取での生育は非常に良好です。
- 管理: 成長が遅く、自然と樹形が整うため剪定の手間がほとんどかかりません。

ジューンベリー(アメリカザイフリボク)
- 特徴: 春に白い小花が満開になり、6月(June)に赤い実がなりジャムなどに加工できます。秋の紅葉も見事な「三拍子揃った」人気のシンボルツリーです。
- 鳥取・岡山県北での適性:【◎ 推奨】 寒さに非常に強く、鳥取の冬も問題ありません。実がなる時期に鳥が集まるため、バードウォッチングも楽しめます。
- 管理: 自然樹形でまとまるため剪定は楽ですが、実を収穫しないと地面に落ちて汚れるため、土間コンクリートの上などは避けたほうが無難です。イラガ(毒虫)がつくことがあります。


ヤマボウシ
- 特徴: ハナミズキに似た白い花(総苞)と、秋の赤い実、紅葉が楽しめる。
- 鳥取・岡山県北での適性:【◎ 特選】 日本自生種で、鳥取の気候風土に非常に合います。病害虫にも強く、シンボルツリーとして最適です。
- 管理: 自然樹形が美しいため、飛び出した枝を切る程度で維持可能です。

イロハモミジ
- 特徴: 紅葉の王様。繊細な枝ぶりが魅力。
- 鳥取・岡山県北での適性:【○ 定番】 美しいですが、夏の西日で「葉焼け」を起こしやすいため、植え場所に配慮が必要です。
- 管理: 落葉期に樹形を整えます。夏場の水切れは厳禁です。


コブシ
- 特徴: 早春に白い花を咲かせ、春の訪れを告げる。
- 鳥取・岡山県北での適性:【○ 丈夫】 自生種に近く、鳥取の環境によく馴染みます。
- 管理: 成長が早いため、大きくなりすぎないよう定期的な剪定が必要です。

ハクモクレン
- 特徴: 葉が出る前に、上向きの大きな白い花を咲かせる。
- 鳥取・岡山県北での適性:【○ 豪華】 花は見事ですが、散った花弁の掃除が大変です。
- 管理: 花後すぐに剪定しないと翌年の花が咲きません。かなり大きくなるため広いスペースが必要です。

カツラ
- 特徴: ハート型の葉と、秋の甘い香り(キャラメル臭)が特徴。
- 鳥取・岡山県北での適性:【○ 広さがあれば】 水を好むため鳥取の気候に合いますが、巨木になるため一般家庭の庭には不向きな場合があります。
- 管理: 乾燥するとすぐに葉を落とします。水切れに注意してください。

サルスベリ
- 特徴: 夏の長期間、鮮やかな花を楽しめる。幹肌が滑らか。
- 鳥取・岡山県北での適性:【○ 良好】 夏の彩りとして優秀です。うどんこ病が出やすいため日当たりと風通しを確保してください。
- 管理: 冬に枝先をこぶ状に切り戻すことで、大きさをコントロールできます。

リョウブ
- 特徴: 夏に白い房状の花を咲かせ、樹皮が剥がれる模様が美しい。
- 鳥取・岡山県北での適性:【○ 良好】 雑木の庭によく合います。
- 管理: 成長はやや遅め。混み合った枝を抜く程度の剪定で済みます。

コナラ
- 特徴: どんぐりの木。雑木林の主役。
- 鳥取・岡山県北での適性:【○ 雑木風】 里山の雰囲気が出ますが、カミキリムシの被害に遭いやすいです。
- 管理: 成長が早いため、芯止め剪定で高さを抑える必要があります。

エゴノキ
- 特徴: 下向きに咲く白い花と実が特徴。自然な樹形。
- 鳥取・岡山県北での適性:【○ 人気】 雑木の庭の定番ですが、テッポウムシ(幹に穴を開ける虫)が入りやすく、突然枯れることがあります。
- 管理: 乾燥すると早期落葉します。株元に下草を植えて保湿すると良いでしょう。

ハナズオウ
- 特徴: 葉が出る前に、枝に直接ピンクの花がつく個性的な姿。
- 鳥取・岡山県北での適性:【○ 丈夫】 寒さ暑さに強いです。
- 管理: マメ科で成長が早いです。イラガ(毒虫)がつきやすいので注意してください。

ハナミズキ
- 特徴: 春の代表的な花木。花色が豊富。
- 鳥取・岡山県北での適性:【△ 病気注意】 鳥取の多湿環境では「うどんこ病」にかかりやすい傾向があります。
- 管理: 冬に不要な枝を整理します。幹に穴を開けるテッポウムシに注意が必要です。


4. 低木・花木(彩り・下草)
庭の隙間を埋め、季節感の演出に
紫陽花(アジサイ)
- 特徴: 梅雨の定番。土壌酸度で色が変わる。
- 鳥取・岡山県北での適性:【◎ 鳥取向き】 湿潤な気候を好み、日陰でも育ちます。雪で枝が折れても再生する強さがあります。
- 管理: 花後(7月中)に剪定を行えば、翌年もよく咲きます。水切れには注意してください。

ガクアジサイ
- 特徴: 額縁のように花が咲く、原種に近いアジサイ。
- 鳥取・岡山県北での適性:【◎ 鳥取向き】 一般的なアジサイより野趣があり丈夫です。
- 管理: アジサイ同様、花後の剪定が重要です。

ヤマブキ
- 特徴: 鮮やかな黄色の花。茎が緑色で美しい。
- 鳥取・岡山県北での適性:【◎ 日陰OK】 湿り気のある日陰を好むため、建物の裏手などに最適です。
- 管理: 地下茎で増えるため、広がりすぎないよう管理が必要です。

シモツケ
- 特徴: 初夏にピンクや白の小花を咲かせる。葉色が綺麗な品種も多い。
- 鳥取・岡山県北での適性:【◎ 優秀】 非常に丈夫で、コンパクトにまとまります。
- 管理: 花後に切り戻すと二番花が楽しめます。冬は短く刈り込んでOKです。

タニウツギ
- 特徴: ピンクのラッパ状の花をびっしりと咲かせる。
- 鳥取・岡山県北での適性:【◎ 日本海側自生】 日本海側の山野に自生しており、環境適応能力は抜群です。
- 管理: 成長が早いため、花後に強く切り戻しても大丈夫です。

コデマリ
- 特徴: 手毬のような白い小花が枝垂れて咲く。
- 鳥取・岡山県北での適性:【○ 春の花】 花付きが良く見事ですが、アブラムシがつきやすいです。
- 管理: 枝が混み合うので、花後に古い枝を根元から切る「更新剪定」を行います。

オオデマリ
- 特徴: アジサイに似たボール状の白い花。
- 鳥取・岡山県北での適性:【○ 豪華】 シンボルツリーの脇役として優秀ですが、葉を食べる虫(サンゴジュハムシ)がつきやすいです。
- 管理: 湿り気を好みます。花後に剪定を行います。

ガマズミ
- 特徴: 白い花と、秋の赤い実、紅葉が美しい。
- 鳥取・岡山県北での適性:【○ 野趣】 野鳥を呼べる木です。サンゴジュハムシ等の食害で葉がボロボロになりやすい点に注意が必要です。
- 管理: 自然樹形で楽しみます。飛び出した枝を切る程度です。


ドウダンツツジ
- 特徴: 鈴のような白い花と、真っ赤な紅葉。
- 鳥取・岡山県北での適性:【○ 紅葉】 日本の酸性土壌を好みます。
- 管理: 花後すぐに刈り込みます(夏以降に切ると翌年咲きません)。乾燥しすぎると葉がチリチリになります。

ニシキギ
- 特徴: 枝にコルク質の翼(ヨク)がある。世界三大紅葉樹の一つ。
- 鳥取・岡山県北での適性:【○ 紅葉】 秋の紅葉の赤さが強烈で美しいです。
- 管理: 丈夫で手間がかかりません。自然樹形で楽しむことが多いです。

5. メンテナンス・管理の重要事項
① 水やり
新築時の植栽枯れの9割は、**「植え付け後2年間の水切れ」**が原因です。
- 春・秋: 2~3日に1回、土の表面が乾いたらたっぷりと。
- 夏(最重要): 毎日、朝か夕方の涼しい時間にたっぷりと与えてください。(昼間の水やりは根を傷めるため厳禁)
- 冬: 鳥取の冬は湿潤なため、基本的に自然降雨のみで十分です。軒下など雨が当たらない場所のみ確認してください。
3年目以降: 樹木が根付けば、真夏の炎天下が続かない限り水やりは不要です(鉢植えを除く)。
② 雪と塩(沿岸部)対策
雪払い: ドカ雪の際は、枝に積もった雪を払い落としてください。放置すると枝が裂ける原因になります。
塩害対策: 海沿いの場合、台風や冬の季節風の後、真水で葉を洗い流すと塩害枯れを防げます。

